カテゴリー「日記」の84件の記事

コンペの結果を見て

先日提出して惜しくも選外になったコンペ。
提出者限定に全案公開という機会があったので見に行きました。全ての案を見て感じたことは、ファイナリストの数案は必ずしも頭一つ飛び抜けた感があるわけではないということでした。いやむしろ、この案の方が、あの案の方が、という印象が強く残ってしまうほどでした。自画自賛ではないですが、僕らの出した案の方が良いじゃないかと思えたり、図らずも自分たちが考えたことはそんなに間違いではなかったと再確認出来ました。反省点としては、色々盛り込み過ぎてプレゼンボードにパッと見のインパクトに欠け、趣旨が伝わりにくかったかな、ということでした。
ただ納得のいかないのは、ファイナリストの中にはただ数点のパースをのせただけで特に建築としての社会的提案が無いようなものがあったりと、むしろ見た目のインパクト重視だったのか?と思えるものがあったことです。
見た目のインパクト、という意味では選外の他の多くの案にも共通していたのが、恣意的な形態操作に終始して、それについての趣旨説明もなにも無い案が多くあったこと。これではどの案を選んでも大差なかったのでは?と思えてしまい、冒頭の頭一つ飛び抜けた感がなかった、という印象につながったのです。
もちろん、中には工法や環境への提案など、社会的な取り組みについての提言なども含めた案も少なからずありましたが、そういうのは選外の方に多くあったような印象です。全案を見た上で改めてファイナリストの案を見たのですが、やはりその印象は拭えず。
これは審査する側もなかなか苦労されたのか、はたまた色んな諸事情があったのか、色々勘ぐってしまいました。その中でも最優秀賞に選ばれた案は、うまくまとめられた案で、いい意味で力の抜けたプランだったとは思いました。そこはさすがといったところでしょう。
このような類のコンペは、主催者側も審査する側もそれ相当の覚悟で望まないと、一歩先を見据えた案というのはなかなか世に出ないのだな、というのが見えた気がしたコンペでした。
なかなかその提出案の全てを見れるコンペというのはありませんが、今回こういう機会を設けてくれた主催者は素晴らしい判断をされたと思います。ただ審査そのものももっとオープンであれば、このモヤモヤ感ももう少しなかったのでは、などと考えてしまうのでした。

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It's a Sony展

少し前に、銀座のソニービルでやっていたIt's a Sony展に行きました。
ご存知の方も多いかと思いますが、このソニービルは今年4月から解体が始まります。芦原義信設計によるこのビルは、らせん状のスキップフロアによる構成で、その高さを感じさせることなくいつのまにかグラウンドレベルから最上階まで上がっていくことが出来ます。まさに立体的な路地というべき建築です。そこで解体前イベントとして催されたのがIt's a Sony展です。

僕は兄の影響もあり、昔から大のSONYファンでした。その革新的な技術と優れたデザインに少年だった僕はとても魅了されたものです。…と、過去形なのは、残念ながら最近はそうでもなくなってしまった…ということですが。

展覧会はフロア全体でSONYの歴史を感じさせてくれるものでした。本でしか見たことのなかった名機や、初めて家にビデオが来た頃を思い出させてくれる機器、ビデオカメラが家庭に入る黎明期となったSL-F1やベータムービー(マニアックですみません)など、それはそれは感動の対面、というか再会というか、興奮しっぱなしの濃い内容でした。
周りの人々からも「懐かしい〜」などの声が各時代各フロアごとに聞こえ、世代を超えて人々の生活の中にSONYが浸透していたんだなと感じさせてくれました。

建築が背負う宿命について。大阪心斎橋にあった黒川紀章設計のソニータワーが解体されて約10年。あの時も建築の短命さを思い知らされましたが、やはり今度も。築50年ということで、「50年も」とは公式サイトによる表現ですが、建築に携わる者としてはやはり「50年しか」存在し得ない現代の建築事情になんだかやり切れない思いを抱いてしまうのです。
どんどん新しい建築は出来ていますが、またこの先50年後にはそれらの多くが解体という宿命を辿ることでしょう。環境問題の観点から、現代の建築は解体までを想定して設計していかねばならなくなっています。とはいえ、自身が設計する上では、地に根を生やすごとく、そこにとどまり続ける建築を目指したいと思うのです。














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淡河宿本陣跡

少し前に「淡河本陣リノベーションデザインコンテスト」の審査員長を務めさせていただきました。
審査は、その対象地である淡河宿本陣跡にて公開審査で行われました。
審査についての詳しい報告についてはこちらのFacebookページから。
この淡河宿本陣跡は、江戸時代には宿場町として栄えた淡河において、明石藩主らの宿泊施設として整備され、近代以降は資産家の邸宅として利用されてきました。しかしながら約50年前に空き家となり、それ以降は誰に使われることもなく、まさに廃墟のようになってしまっていました。
そして近年、地元の有志たちにより、ようやく保存会が結成。淡河の過疎化問題を打開すべく、ここを新たな淡河の発信地として活用していこうということになったのです。
そのイベントの一環として、この「淡河本陣リノベーションデザインコンテスト」というアイデアコンペが催されたのでした。
当然、アイデアコンペ審査前に自分の目で淡河宿本陣跡を見ておきたいと思い、年明け早々に訪問しました。
これまでは当然廃墟のようになっていたわけですが、一昨年にボランティアによって行われた大掃除や、地元の大工さんによる修繕の甲斐もあって、とても素敵な空間がそこにありました。
とても50年間、廃墟だったとは思えないほどに、基本的な傷みはその年数に対して少ないのです。聞けば、住んでいなかっただけで、当時の持ち主が定期的に重い雨戸を開けて換気していたとのこと。なるほど建物が長持ちする秘訣を実践されていたわけです。素晴らしい、そして納得。
アイデアコンペの応募案は、やはり保存ということが大前提となり、建築的リノベーションというにはやや保守的な案もあったものの、ここをコミュニティの場として活用するための手法とうまく融合させた案も幾つかあり、とても刺激的なものでした。
ここは今後淡河の歴史を伝えていく場となり、新たな世代との交流の場ともなっていきます。その未来のために、ここで出された案が良いヒントとなってくれることを願っています。
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えべっさん

西宮はえべっさんの本家、西宮神社へ。
本戎の10日は行く時間がとれず、六曜も赤口だからあえてやめとこうだとか、残り物にこそ福があるのだとか、適当に都合のいい理由をつけて11日に行って来た。
目玉の大まぐろはすっかり水気を失いつつあったけど、やはり迫力もあり、ありがたみは充分。
福笹がビニール製なのがやや気になるが、まあ良しとしよう、と思いつつ、去年のそれとは区別がつかないくらいに経年劣化も何もないのがやはりちょっと味気ないかな。
とりあえず信じる心が大事。良い福に恵まれ、その福を周りにももたらすことが出来ますように。



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あけましておめでとうございます

Photo

新年を迎えました。
今年はもう少し色んなことに前のめりに向かっていこうかと思っています。のめりすぎてコケるのもまた良しということで。。
様々な諸問題から、なかなか竣工を迎えられず、といったプロジェクトが多かった昨年。今年はそれらをスムーズに仕上げていくと共に、新たなプロジェクトにも尽力していこうと思います。
…とはいえ、建築は設計者の力量だけで進むわけではなく、なかなか難しいところも多々ありなわけで。とにかくプロジェクトに関わる全ての人との連携をうまく図っていきたいと考えているわけです。
そして実務以外の、コンペなどにも果敢に挑戦していこうと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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コンペの結果

少し前に出したコンペの結果が発表された。
残念ながら敗退。入選案をつぶさに確認してみると、僕らの案の考え方の方向性は間違ってはいなかったことが見える。ただ少し気になっていた課題点などにやはり差が出たようで、その辺りの解釈が勝敗を分けたのだろう。
来年はもっと多くのコンペに臨んでみよう。

ところでそのコンペの主催者から先日贈り物があった。
時節的にお歳暮かと思いきや、中を開けてみるとどうやらコンペ参加の御礼とのこと。いわば参加賞といったところかな。なんとも細やかな心づかいに感謝。



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しばらくぶりの…

ブログ更新が滞ってはや1年。続けることはなかなか難しいもので。。
こんなブログでも方々から、見てます、とか、だいぶ前のままほったらかしですね、などと色々なご意見を頂いたり、してその都度、再開しようと思いつつそのままに。
…と、ここまで書いて、だいぶ前にも同じようなことを書いた記憶が蘇ってきました。

ブログの右側にTwitterのリンクを貼ってるわけで、ここに仕事のことをたまにつぶやいているのでそれで事足りてる気にもなっていたり。

SNSの普及によって今更ながらそれぞれの使い分けを考えていくと、仕事のことはTwitterで、プライベートなことはFacebookで限定公開といった具合で使ってるわけだけど、実際それ以外はもはや、とりあえず僕には必要ない(というか使いこなせていない)わけです。

なんだか久々に書いたブログが、更新出来ていなかった言い訳でしかなくなってしまってることに、果たしてこんなことをわざわざ書いて良かったのだろうかという気がしないでもないけれど、それはまぁ良しとして。

また気が向いたらここにも書くことにしよう。

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グリーンカーテン

2年前に竣工した住宅の施主さんから夏の陽射し対策にグリーンカーテンを設けたいとの問い合わせを数週間前に頂いたのだが、今日はその実行日。
一緒にホームセンターへ行き、緑化用のネットと固定金具を購入。次いでなにを植えるかを一緒に悩んで苗を購入。
ネットは軒先から垂らすように付けて固定は屋根の立てハゼ部にミニクランプで固定。
グリーンが育つと高さ6mほどのグリーンカーテンとなる予定。うまく育つことを願うばかり。
まぁこの辺は緑も深いので発育環境は良さそうだ。

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花見

遅ればせながら今年も夙川の桜を見てきた。
満開の時期はちょっと逃したがそれでも充分見応えあり。
2年前に生まれた子供も今年は走り回ってそれなりに楽しめた様子。桜を見ていたかどうかはよくわからないけど。時が経つのは早いもんだなぁ。

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アートアクアリウム展

梅田の阪急百貨店に行った折にアートアクアリウム展に行ってきた。
まぁなんというか。。。
発想自体は面白く多種多様の金魚に圧倒されるのだけど、もちろん展示の演出が金魚へ及ぼす影響なんかも研究されて(いると信じたい)の見せ方なのだろうけど。。。

たとえ、派手な演出やライティングが金魚へ及ぼす影響は皆無で、狭い所にいっぱいいっぱいに詰め込んでも金魚にはなんのストレスもないということが立証されたとしても、やはり見てて気持ちの良いものではなかった。あれじゃ何だか可哀想だ…、という思いが先立つ。実際弱ってる金魚も見つけてしまったし。

人は他の生き物と接する時、感情移入したり擬人的にそれを見る本能がある。それは感情など持たない昆虫に対してもだ。それがある以上、その一線を越えてしまうと何でも有りになってしまうんじゃないかと思う。
なんだか生き物に優しくない企画だなぁという思いだけが印象に残ってしまった。

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