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2016年12月

コンペの結果

少し前に出したコンペの結果が発表された。
残念ながら敗退。入選案をつぶさに確認してみると、僕らの案の考え方の方向性は間違ってはいなかったことが見える。ただ少し気になっていた課題点などにやはり差が出たようで、その辺りの解釈が勝敗を分けたのだろう。
来年はもっと多くのコンペに臨んでみよう。

ところでそのコンペの主催者から先日贈り物があった。
時節的にお歳暮かと思いきや、中を開けてみるとどうやらコンペ参加の御礼とのこと。いわば参加賞といったところかな。なんとも細やかな心づかいに感謝。



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久しぶりに…

久しぶりのブログ。気付けばもう一年余りもほったらかしだったか…。
ここのところ、年末にブログの怠慢を反省するように書いてるような気がしてきたがまぁそれは良しとして。

今日はとある新規の仕事について。
まぁ結論からいうと、その計画は計画倒れに終わったのです。お断りという類のもの。
設計のスタートには色々なきっかけがあって、大抵特命での仕事となるのですが、一方で、競合他社がいる場合も多々あります。この場合の競合他社とは、他の建築家とのコンペのようなこととは大きく異なり、建売住宅屋やデザイナーズハウスなどと安易に謳うビルダーなどです。
その経緯はそれぞれですが、そういった競合他社がある場合、大抵負けます。そして敗因は必ずと言っていいほど延床面積とコストの関係です。「あっちは広くて安いのにこっちは狭くて高い」
数値的なスペックで比較されてしまうと正直ぐうの音もでません。もちろん予算に見合った内容を考えることで、必然的に導き出されるヴォリュームがあるわけで。特にローコスト住宅において、僕らは広さにあまり価値を見出さずに、限られた予算内でいかに豊かな空間を提供出来るかを考えていて、そこには絶大なる自信を持っているのです。そこに価値を見出してもらえると、家づくりに対する想いをクライアントと共有できるのだけど、数値的スペックを優先されるとこの想いの共有はまず叶えられません。
それが見えた時点で、大抵はその仕事から身を引くことになるわけで、とても残念な気持ちになるのです。仕事を取れなかった、という落胆の思いではなく、価値観を共有出来なかったという残念な思いです。
で、なんで狭くて高いのか、と言われてしまうと、設計監理をきちっとやって性能的にもデザイン的にも充分なものをつくると必然的に弾き出されるコストなので、そもそも高いわけではなく、逆になぜそんな安く出来るのか、という疑問が湧いてくるのです。それ以前に、高い安いではなく、適正価格かどうかが大切な見極めかと思うのですが。
こういった経緯をたどるプロジェクトは少なくなく、毎度毎度、考えさせられます。
建築家の中にはそういう経緯を嫌い、そもそも特命でないと線一本すら引かないという強気な姿勢のタイプもいます。僕らもそうすれば良いのかも知れませんが、「今度こそは違うかも」「気に入ってくれるはず」などと期待をしてついつい線を引くのです。何より考えてみることが楽しいもので。。

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